2019年07月10日
正しいお墓参りって?
今日はお墓参りについて記しておきます。
実は、結婚したばかりの頃、あちらのご家族とお墓参りに行った時に、
私のお墓参りの仕方( 祖母に教わった方法 )が雑だとダメ出しをされ、
お墓参りの方法について学ぶ機会になりました。
もう離婚して、あちらのご家族と逢う機会はなくなりましたが、
このようにきちんと叱ってもらえたコトって、感謝でしかありません。
それでなければ、きっとずっとその方法で通していたし、
娘にも、その方法で教えてしまっていたと思います。
そんなワケで、今日はお墓参りの方法について。
結論から言わせていただきますと、実は 『 正しいお墓参りの方法 』 なんてなくて、
宗派や習慣を大切にしつつ、ご先祖様や故人を慈しむ気持ちがあればOKなのですが、
あまりにも雑だったり、常識から逸脱していると恥ずかしい思いもするので、
ザックリと参考にしていただけたら嬉しいです。
お墓参りに行く時期
お彼岸( 春彼岸・秋彼岸 )、お盆、故人の命日、回忌法要などに行きますが、
基本的にはいつ行ってもOKなのです。
ですから、お盆なのにお墓参りに行けないなどと気に病む必要はなく、
お休みが取れて帰省する際などにお墓参りに行けば良いそうです。
また、結婚・出産・進学・就職などの報告や御礼などに訪れるのも良いでしょう。
お墓参りに適した服装
お墓のお掃除を行うので、動きやすいカジュアルな服装でOK!
派手な色や露出の多い服装、香水などは避けた方が良さそうです。
お坊さんに来ていただいて回忌法要などを行う際には、
礼服や黒のスーツを着用します。
持ちもの
* 掃除道具
雑巾・バケツ・ほうき・ゴミ袋など
お墓によっては置いてくれているところもあるのでチェックしましょう。
* お参りに必要なもの
お線香・ライター・お供え物・お花・お数珠など
必要に応じて軍手やゴム手袋などがあると、お墓の周囲の草取りなどに便利です。
お墓参りの際にすること
きちんと供養する時には、五供(ごく)をお供えして合掌することが基本です。
1.香
お線香のコトですね。
お線香の煙や香りによって、心と身体が清められると考えられています。
2.花
お参りをする人に向けて飾ります。
一般的には日持ちの良い菊が用いられますが、故人の好きだった花や色を選ぶのも良いですね。
その場合は刺がなく、匂いや花粉の少ないものにしましょう。
3.灯燭(とうしょく)
煩悩を消し去り、明るく照らすという光の象徴。
お墓では石灯篭がその役割を果たしています。
仏壇のロウソクも同じ意味で灯しており、火を灯すこと自体がお供えになっています。
お線香に火をつけるためだけではないのですよ~。
4.浄水
清らかなお水をお供えすることで、お参りする人の心が浄化されると考えられています。
お墓では、墓石の水鉢(墓石の前にあるくぼんだ部分)に新鮮なお水を張ります。
5.飲食(おんじき)
基本的には私たちが普段食べているものと同じものでOK!
仏壇の場合、ご飯を盛ったりするのがこれにあたります。
お墓には、故人の好物や季節の食べ物を選んで持っていってあげると良いそうです。
お参りした後は捨てずに、持ち帰っていただくことで、
故人やご先祖様と繋がることができると考えられています。
※ お供え物をそのまま置いて帰ると、鳥や虫が食べ散らかしお墓を汚してしまうので、持ち帰っていただきましょう!
※ 故人が好きだったからと、墓石にお酒をかける方もいますが、墓石が傷んでしまうので避けた方が良さそうです。
お墓参りの手順
寺院墓地の場合、まずは本堂にお参りし、それからお墓へ向かいます。
↓
お墓のお掃除から始めます。
最初に墓前で合掌してから、周囲の枯葉などの目立つゴミを拾い、
墓石に水をかけながら雑巾で汚れを落とします。
たわし・歯ブラシなど硬いもので擦ると墓石にキズがつき、石の艶が落ちてしまいますので、
柔らかい布やスポンジを使うようにしましょう。
↓
お掃除が終わったら、墓石に打ち水をして清めます。
↓
花立にお花を、水鉢(墓石中央のくぼみ部分)にお水をいれ、お供え物を置きます。
お供え物は、お懐紙や半紙などを敷いて、その上に置きます。
↓
お線香をあげ、合掌します。
お線香に火がついたら、息を吹きかけて消すのではなく手で仰いで消しましょう。
複数人でお墓参りに訪れている場合は、お墓に眠る故人と近しい間柄の人から順番にお参りをします。
↓
お参りが終わったらお供え物は持ち帰り、自宅でいただきましょう。
線香はそのまま燃やし切ります。
お花はそのままにしておいて大丈夫です。
お墓参りの際の注意点
1.墓地・霊園の決まりに従う
お参りできる時間帯などのほか、墓地・霊園ごとにルールや使用規則があるところもあります。
他のお墓や、お参りにいらしている方々の迷惑にならないようにしましょう。
2.宗派などによる違いを大切にする
お墓参りの作法は宗派によって異なり、お線香の本数や、折る折らない、立てる寝かせるなど特有のやり方もあります。
また神道ではお線香やお花ではなく玉串(榊)をお供えします。
宗派の違いだけでなく、地域や家族ごとに独自のやり方がある場合もあるので、
決まり通りの作法でなくても構わないようです。
メモしてあったコトをざっと書き出しましたが、参考になったでしょうか?
可愛い子どもや、その子孫のためにも、ちゃんとした方法でお墓参りをして、
それを後世にも繋いでいけたらと思っています。
それでは、また!(^^)/~~~
実は、結婚したばかりの頃、あちらのご家族とお墓参りに行った時に、
私のお墓参りの仕方( 祖母に教わった方法 )が雑だとダメ出しをされ、
お墓参りの方法について学ぶ機会になりました。
もう離婚して、あちらのご家族と逢う機会はなくなりましたが、
このようにきちんと叱ってもらえたコトって、感謝でしかありません。
それでなければ、きっとずっとその方法で通していたし、
娘にも、その方法で教えてしまっていたと思います。
そんなワケで、今日はお墓参りの方法について。
結論から言わせていただきますと、実は 『 正しいお墓参りの方法 』 なんてなくて、
宗派や習慣を大切にしつつ、ご先祖様や故人を慈しむ気持ちがあればOKなのですが、
あまりにも雑だったり、常識から逸脱していると恥ずかしい思いもするので、
ザックリと参考にしていただけたら嬉しいです。
お墓参りに行く時期
お彼岸( 春彼岸・秋彼岸 )、お盆、故人の命日、回忌法要などに行きますが、
基本的にはいつ行ってもOKなのです。
ですから、お盆なのにお墓参りに行けないなどと気に病む必要はなく、
お休みが取れて帰省する際などにお墓参りに行けば良いそうです。
また、結婚・出産・進学・就職などの報告や御礼などに訪れるのも良いでしょう。
お墓参りに適した服装
お墓のお掃除を行うので、動きやすいカジュアルな服装でOK!
派手な色や露出の多い服装、香水などは避けた方が良さそうです。
お坊さんに来ていただいて回忌法要などを行う際には、
礼服や黒のスーツを着用します。
持ちもの
* 掃除道具
雑巾・バケツ・ほうき・ゴミ袋など
お墓によっては置いてくれているところもあるのでチェックしましょう。
* お参りに必要なもの
お線香・ライター・お供え物・お花・お数珠など
必要に応じて軍手やゴム手袋などがあると、お墓の周囲の草取りなどに便利です。
お墓参りの際にすること
きちんと供養する時には、五供(ごく)をお供えして合掌することが基本です。
1.香
お線香のコトですね。
お線香の煙や香りによって、心と身体が清められると考えられています。
2.花
お参りをする人に向けて飾ります。
一般的には日持ちの良い菊が用いられますが、故人の好きだった花や色を選ぶのも良いですね。
その場合は刺がなく、匂いや花粉の少ないものにしましょう。
3.灯燭(とうしょく)
煩悩を消し去り、明るく照らすという光の象徴。
お墓では石灯篭がその役割を果たしています。
仏壇のロウソクも同じ意味で灯しており、火を灯すこと自体がお供えになっています。
お線香に火をつけるためだけではないのですよ~。
4.浄水
清らかなお水をお供えすることで、お参りする人の心が浄化されると考えられています。
お墓では、墓石の水鉢(墓石の前にあるくぼんだ部分)に新鮮なお水を張ります。
5.飲食(おんじき)
基本的には私たちが普段食べているものと同じものでOK!
仏壇の場合、ご飯を盛ったりするのがこれにあたります。
お墓には、故人の好物や季節の食べ物を選んで持っていってあげると良いそうです。
お参りした後は捨てずに、持ち帰っていただくことで、
故人やご先祖様と繋がることができると考えられています。
※ お供え物をそのまま置いて帰ると、鳥や虫が食べ散らかしお墓を汚してしまうので、持ち帰っていただきましょう!
※ 故人が好きだったからと、墓石にお酒をかける方もいますが、墓石が傷んでしまうので避けた方が良さそうです。
お墓参りの手順
寺院墓地の場合、まずは本堂にお参りし、それからお墓へ向かいます。
↓
お墓のお掃除から始めます。
最初に墓前で合掌してから、周囲の枯葉などの目立つゴミを拾い、
墓石に水をかけながら雑巾で汚れを落とします。
たわし・歯ブラシなど硬いもので擦ると墓石にキズがつき、石の艶が落ちてしまいますので、
柔らかい布やスポンジを使うようにしましょう。
↓
お掃除が終わったら、墓石に打ち水をして清めます。
↓
花立にお花を、水鉢(墓石中央のくぼみ部分)にお水をいれ、お供え物を置きます。
お供え物は、お懐紙や半紙などを敷いて、その上に置きます。
↓
お線香をあげ、合掌します。
お線香に火がついたら、息を吹きかけて消すのではなく手で仰いで消しましょう。
複数人でお墓参りに訪れている場合は、お墓に眠る故人と近しい間柄の人から順番にお参りをします。
↓
お参りが終わったらお供え物は持ち帰り、自宅でいただきましょう。
線香はそのまま燃やし切ります。
お花はそのままにしておいて大丈夫です。
お墓参りの際の注意点
1.墓地・霊園の決まりに従う
お参りできる時間帯などのほか、墓地・霊園ごとにルールや使用規則があるところもあります。
他のお墓や、お参りにいらしている方々の迷惑にならないようにしましょう。
2.宗派などによる違いを大切にする
お墓参りの作法は宗派によって異なり、お線香の本数や、折る折らない、立てる寝かせるなど特有のやり方もあります。
また神道ではお線香やお花ではなく玉串(榊)をお供えします。
宗派の違いだけでなく、地域や家族ごとに独自のやり方がある場合もあるので、
決まり通りの作法でなくても構わないようです。
メモしてあったコトをざっと書き出しましたが、参考になったでしょうか?
可愛い子どもや、その子孫のためにも、ちゃんとした方法でお墓参りをして、
それを後世にも繋いでいけたらと思っています。
それでは、また!(^^)/~~~